荒川文六総長

 九州大学第6代総長荒川文六は、旧福知山藩士荒川省吾の長男としてうまれた。わたしの小学校の友人荒川弘文君の父親であり、専門の電気工学の権威者である。
 昨年文六先生の関係資料が令孫の荒川和生氏より大学資料室に寄贈された。
下の写真のような、礼服姿の写真、恩賜の銀時計、荒川電気工学の著書、勲1等旭日大綬章、卒業証、学位紀、文化功労者顕彰状などである。
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 福岡男子師範付属小学校の生徒のころ、友人の自宅に遊びにいき、温厚そうなお父さまの姿と、珍しい電気器具を見せてもらった記憶はあるが、当時大学の総長という偉い人だとは全く知らなかった。
 私が大学に入学したのは昭和20年4月で、この年の3月に引退されたため、大学で接する機会はなかったが、敗戦後の混乱期のなかでときおり特別室に立ち寄られる姿を拝見した。下の書はわたしが電気工学に進んだことを知られた小学校の恩師が、文六先生からもらわれた揮毫を贈ってくださったものである。
 平坦な道をいくものは走って転ぶが、険しい道をいくものは慎重で躓かないの意である。
 恩師も友人も、もう故人となってしまった。
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by gfujino1 | 2005-06-24 11:55 | 郷土史
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