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舞松原古墳

香椎宮の南の小山にある舞松原古墳は、以前から一度出かけたと思っていた。
周辺がすっかり住宅街になっているので、案内者がいないとわかりにくい場所である。
地図情報をしらべ、周辺を一周して、ようやく今日古墳の上まで登った。
けっこう急な登り坂で、若いころのようにすいすいと登れない。
息切れして小休止し、脚力の衰えを感じながらやっと登りついた。
4世紀末の古墳で、帆立貝の形をした長さ37.4m、高さ4.5mで、円の径は29mである。
ただし小山の頂上にあるので、眼下に周辺の住宅街が見渡せる。
墓は竪穴に木棺直葬、鉄斧、鎌、鋤、縁壷などが出土し、八稜鏡、青磁碗、皿など平安時代のものも発見されている。
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むかしは禿山とよばれていたらしいが、今は大きな樹木に覆われている。香椎ヶ丘緑地の一つになっていて、いろんな植物や小鳥の生息の場所になっている。
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このあたりの古図によれば、もっと海岸線(香椎潟)に近い場所で、博多湾も展望できたであろうが、今は埋め立てがすすんで、海面は見えない。
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by gfujino1 | 2007-03-01 18:13 | 郷土史
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